sayaのゲーム日記(仮)

日々のゲームのやりこみを記録しているだけのただの日記

2023年9月に読了した本

①荒地の家族 佐藤 厚志 新潮社 168回芥川賞受賞作。主人公は造園業を営んでいる男。東日本大震災のせいで仕事や妻を亡くしたりする。もがき苦しみながらも仕事と子育てなどを頑張る。

②貝に続く場所にて 石沢 麻衣 講談社 165回芥川賞受賞作。主人公は、ドイツに留学中の女性。そこに東日本大震災で行方不明になったかつての大学の同級生が幽霊になって主人公と再会。戸惑う主人公。公園で同居人の飼い犬が地面を掘り、次々に品物を見つけてくるように。ゴミだと思われたが、全てこの公園の近くに暮らす人の過去と関係するものばかり。人々の目を背けてきた過去の出来事に向き合うきっかけを与えることに。そういう作品。

村上さんのところ 村上春樹 新潮社 読者などが村上春樹さんに質問をして、それに答える企画があった。たくさんの質問の中から473通の受け答えをまとめたもの。

コンプリート版(3000以上)もあるらしい。自分のファンのことを村上主義者と呼んで欲しいとのこと。自分もその一人か。読んだ作品について詳しくは語れないが。

④特等添乗員aの難事件1 松岡圭祐 角川書店 aシリーズ1冊目。主人公は中卒でニート、ひきこもりの浅倉絢奈。ラテラルシンキングの才能の持ち主。重い腰を上げ働くために添乗員試験を受けるが惨敗。

バーで焼け酒を飲んでいる所に国家公務員でボンボンの那沖と出会う。そして那沖の専属ドライバー能登から徹底的に高卒程度の学力を叩き込まれる絢奈。そしてラテラルシンキングの使い方も教わり、見事添乗員試験に合格。添乗員として働くことに。Qシリーズと同じ展開。ピグマリオン、マイフェアレディみたいに年上の男から知識を得て、世の中で活躍するお話。1作目で絢奈と那沖、恋人関係になる。Qシリーズでは恋人関係になるまで20冊もかかったのに。

⑤特等添乗員aの難事件2 松岡圭祐 角川書店 与党の元会計士で横領し、中国に滞在中の男を見つけ出す依頼を受ける絢奈。姉との冷え切った関係も修復。

⑥特等添乗員aの難事件3 松岡圭祐 角川書店 恋人の那沖の家庭のスキャンダルが世間を騒がせる。これをラテラルシンキングで解決する話。

⑦特等添乗員aの難事件4 松岡圭祐 角川書店 ラテラルシンキングの力を悪用し、無銭飲食や無賃乗車を繰り返す韓国籍の女性が今回の相手。舞台はハワイ。

海辺のカフカ(上) 村上春樹  新潮社 今月から久しぶりに村上作品の読んでいくことに。