①カモメに飛ぶことを教えた猫 ルイス・セプルベダ(河野万里子) 白水社
イタリアが舞台。猫のゾルバ、瀕死状態のカモメの遺言通りに、カモメの子供を他の個性豊かな猫達と協力して、飛べるようになるまで立派に育て上げる。
②ブラック・スクリーム ジェフリー・ディーヴァー(池田真紀子)文藝春秋
リンカーンライムシリーズ。13冊目。今回の犯人は、統合失調者の男。ターゲットを誘拐し、その人物に弦楽器の弦を首に巻き付け、時間が経つと処刑される仕組み。その様子をネット動画で流す。寸前のところで、被害者を救出するが、犯人はイタリアに逃亡する。そこで、ニューヨークで起こしたことを今度はイタリアで行う。リンカーンとアメリア、トム、捜査資料をイタリア警察に届け、そのまま現地の警察と共に犯人を追うことに。
今作の犯罪は、とある組織によって作られた茶番劇。統合失調者(音、音楽以外に興味を示さない)はただ単にその組織の命に従い、行動をしただけで無害な男。ニューヨークで行われた犯罪もただの自作自演。
その組織AIS(アメリカの連邦政府の一部)はアメリカやその他の国で行われる予定のテロなどを未然に防ぐため日々活動をしている。そのためなら、テロを実行する人を拉致し、拷問することもいとわない。
今回、犯人の男、マークが拉致した人は全てイタリアでテロを実行することを企んだ難難民たち。この事件の黒幕(アメリカ人)、移民排斥論者で、移民難民が自国を亡ぼすと信じている過激派。その男、イタリアで移民難民がテロを起こせば、アメリカで移民難民に対し、不寛容な空気が醸成され、移民に対し寛容な政策の見直しが行われるのではと期待して起こしたもの。
なんやかんや、事件を解決したリンカーン達。そのままアメリカに帰らず、ミラノで結婚式を挙げることに。アメリアとリンカーンの。