2021年2月に読了した本
・美しきおろかものたちのタブロー 原田マハ
最新の外国の絵画や彫刻を買い集めた男、松方幸次郎。日本の若い芸術家のために。のちにそれは松方コレクションと呼ばれるようになる。この芸術品の収集や保護にも多くの男やその妻が関わる。胸が熱くなる小説。
・かか 宇佐美 りん
母親や祖母、いとことそりがあわず家出をする浪人生の女性が主人公。
・背高泡立草 古川 真人
主人公の一族には、島に代々から受け継がれている家がある。その家の掃除と草取りにわざわざ有給を使い母親や従兄達といくことになる。
・父と私の桜尾通り商店街 今村 夏子
短編集。変わった女性がたくさん出てくる。 父と私の桜尾通り商店街という話だけが救いやいい読後感を感じる。あとの話は、どれも心を重くさせられた。
こちら あみ子 /ピクニック 今村 夏子
これも少しおかしな女性が出てくる話。 こちら あみ子の主人公は、作中には書かれていないがなんらかの障害をもっている女の子。あまり人の気持などを考えられず、自分の心のままに人と接してしまう。そのせいで母親を深く傷つけてしまい、そのせいで家庭が崩壊する。最後、彼女は高校には進まずに、祖母の元で幸せに暮らすことになる。
ピクニック。若い女性が主に働く飲み屋に1人のおばざんが面接にやってくる。この女性は、お笑い芸能人と付き合っていると公言している。お店のみんなと和気あいあいと付きあっていたが、この芸能人がこのおばさん以外と結婚したことで破たんする。本当につきあっていたのか、それともただの虚言癖の女性なのか分からない。
・ぼっちザロック③ はまじあき
漫画。主人公はかなりの人見知りな天才ギタリスト。そして承認欲求が人一倍ある。2巻ではかなりの成長ぶりが見えたが、3巻ではいつものぼっちに戻る。二年生に上がり、そのクラスでの自己紹介がかなりやばい。
視聴した映画
・シンドラーのリスト 監督はスピルバーグ。ユダヤ人の命を多く救った実業家シンドラー。けど、物語の最初は、ユダヤ人をただの安い労働者としか見ていず、経営を優秀なユダヤ人に任せて自分は昼間から女との情事に耽っていた屑。ユダヤ人が大量に虐殺されていく場面はかなりきつい。
・キッド 監督、主演はチャップリン。初めてチャップリンの作品を視聴する。この人の作品は基本ハッピーエンドで終わる。2作品しかまだ見ていないが。
捨て子を拾ったチャップリン。貧乏な暮らしをしていたが、この子との生活に幸せを感じている。
最後には、捨てた母おやとチャップリン、子供の三人が幸せな顔をしながら家に入る。
・黄金狂時代 監督、主演はチャップリン。金鉱探しのチャップリン。雪山で遭難したり、その山小屋で殺人者に殺されそうになったり波乱万丈な生き方を送る。その雪山に眠るお宝を手に入れて愛する女とむすばれる。